自己受容性が養護性に及ぼす影響: |
自己受容性と養護性との関係が認められたことから、自己受容性の下位尺度が養護性にどのような影響を及ぼしているのかを重回帰分析を用いて検討した。 その結果、自分の成長のために努力し、感情的・衝動的にならず、ゆとりをもって人とうまくつきあっていく姿勢は養護性を高めることに影響を及ぼすと考えられる。また、何事にも自分の意志で決定し、子どもや周囲に対して遠慮をせずに自己主張する姿勢は養護性を低めることに影響を及ぼすと考えられる。 これらの結果から、本研究のテーマとなっている養護性を高めるサポートについて考えられることは、サポート対象者(親)が何事にも積極的に努力して取り組み、失敗を恐れずに成長しようという前向きな生き方ができるようなサポートを中心に取り組む必要があるということである。さらに、精神的ゆとりや情緒安定性、社交性を高めることによって、他人を信頼し穏やかに過ごすことができることから、このようなサポートを提供することも必要であると言えよう。 |
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