保護者と教師の関係について



順位相関を見たところ,全体でも学年別でも有意ではなかったが,全体的な順位は違うものの両者が最も重視している項目は項目6「学級通信」であった。また最も差違の大きかった項目は項目2「家庭訪問」であった。

学年間でも特徴が異なっている。特に教師で学年ごとに特徴がみられた。
4年生では項目6,5年生では項目4「保護者間の交流」,6年生では項目2・項目9「交流」が他の学年に比べて高かった。
つまり4年生では授業参観の回数を十分にとることを,5年生では保護者間の関わりを大切にし,6年生では保護者との直接的関わりを求めている。このことから各学年の教師の中で,保護者への関わりの中で重視するものに違いあることが確認されたのではないだろうか(Fig 13, 14, 15,16)。