学習用語マップとは?
「学習用語マップ」とは?
本研究で使用する「学習用語マップ」とは、まず基本的な学習用語を使用して作成し、後から児童が自分で考えた言葉を自由に付け加えていくというものである。
児童は関連した言葉を線でつなぐというシンプルなきまりをもとに作成し、図や短文を付け加えてもよい。先行研究では小学校の総合学習で使用された伊藤によるイメージマップと主に小学校理科で使用された福岡によるコンセプトマップに着目した。
前者は児童の発想支援として用いられ、自由に言葉を書いていくものであり、後者は事前に提示された言葉を使用し、後からそれ以外の言葉を付け加えていく。両者の使用法を事前調査で試み、本研究に適切な形として教科書に出てくる学習用語に着目したものを考え「学習用語マップ」と名づけた。
さらに、学習効果を高めるため、両研究で見られなかったペア(2人)による作成やプレゼンテーションでの活用も取り入れた。