TAS-20と感情語の相関


TAS-20全体と感情語全体との相関はみられなかった。

アレキシサイミア傾向と感情語全体の相関が見られなかった。
その原因として考えられるのは、感情語の提示の仕方やデータ化の 仕方に問題があったのではないかと考える事ができる。


次に、下位尺度ごとの相関をみたところ、F1の感情同定の困難と 殺意(A3)に非常に弱いが正の相関が見られた(r=.16、p<.05)。

微妙な感情の違いを区別する事ができないということが関係していると考えられる。
どの程度の怒り感情かを判断できないことや、それ以前に不快感情としか 認識できないことで、他者への攻撃性を含む殺意という語群が頻繁に使われ ているのではないかと考えられる。


F3の外的志向と感情語全体、怒り(A1)、不服(A5)に非常に弱い負の 相関が見られた(r=-.15、r=-.15、r=-.20、p<.05)。


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