TAS-20とキレ衝動の相関
キレ衝動尺度の信頼性分析を行ったところ、α=.876であった。
TAS-20とキレ衝動尺度についてはr=.46と比較的強い正の相関がみられた(p<.01)。
アレキシサイミア傾向の高い人は、キレ衝動が高いということができる。
下位尺度ごとにみていくと、F1の感情同定困難はr=.48(p<.01)と比較的強
い正の相関が見られた。
F2の感情伝達困難、F3の外的志向にも非常に弱いが正の相関がみら
れた(r=.17、r=.16、p<.05)。
このことから、もやもやとした不快感情を認識しラベリングできな
いことが「キレ」に積極的に関わっているということが示唆された。
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