2006年6月からほぼ半年間「、毎週水曜日、実習生としてM市H保育園のM組で保育に参加しながら実施した。
最初の3ヶ月間は、子どもとの信頼関係を築くのに専念し、登園時の様子、遊びの様子、友達との関係や給食の様子を子どもと一緒に遊んだり、体験したりしながら観察した。
9月中旬より、はっつけ絵遊びの1回目(第1回目から第9回まで)と、2回目(第10回から第12回まで)に分けて、はっつけ絵遊びを実施した。
●対象
H保育園 M組(年中)の4歳〜5歳の幼児29名。
●各回の実施時期
2006年9月13日〜2007年1月10日の朝および昼の自由遊びの時間、1時間程度。
●準備したもの
○チラシ、新聞、雑誌、図鑑のコピーなど、その他必要だと思われるアイテム(切り抜き)。
※なお、子どもがアイテムを選ぶ際には、コラージュボックス方式、マガジンピクチャーコラージュ方式のどちらも使用した。
○はさみ、のり(いずれも保育園で使用されているものを使用)
○24色クレヨン
○台紙:A4(210mm×297mm)、8つ切り(270mm×380mm)、4つ切り(380mm×540mm)
○手ふき用雑巾(手についたのりをふき取るため)
○記録用テープレコーダ、カメラ
●実際の手順
@はっつけ絵遊び法のまとまりを作るための導入。
Aはっつけ絵遊びのやり方の説明。
B「アイテムツアー」をする(子どもたちが自分のイメージにぴったりあった写真などを見つけるため、アイテムを部屋に見やすいように配置し、旅行のようにして、見て回る作業)。
C「おめめつぶり」をする(選んだアイテムを思い浮かべてどのようにしようかな、と静かに考えるため)。
Dアイテム選び、アイテムを切る。
E選んだアイテムを台紙にのりを使って貼り付ける。
F貼り付け終わったら、クレヨンで描きたいものや、足りないものを描き足す。
G自分のはっつけ絵遊びについて筆者と、友達とでシェアリングをする。