今後の課題
本研究では、学校生活の様々な活動に積極的に取り組み、充実していると感じている、または楽しんでいると感じている人物、またスクールカーストの上位の人物に焦点を当てた。しかし、スクールカーストの上位でない生徒も学校生活を独自の基準で楽しみ、充実させている生徒もいる。そういった生徒に焦点を当てることができなかったので、今後は学校生活を楽しんでいるが、スクールカーストでは上位でない生徒や、スクールカーストで上位だが、自分の基準では学校を楽しめていない生徒にも焦点を当て、特徴を検討する必要があると考える。また、青春度と自己愛的脆弱性に関しては、セルフモニタリングに比べて大きな関連はみられなかったため、精神的な問題の差は本研究とは異なった尺度で検討する必要性を感じる。