5.恋人の嫌なところ,許容度,熱愛度が対処行動に及ぼす影響について
5-3.恋人あり群+交際経験あり群(女子)による検討
恋人の嫌なところの下位尺度『面倒くさい』『適当』『冷たい』と『許容度』を説明変数,対処行動の下位尺度である『話し合い』『同調』『一方的主張』『回避』『電話』を目的変数として重回帰分析を行い,パス図を作成した(Figure3)。
『同調』には『許容度』から有意傾向のある正の影響(β=.40 ; p<.10),『一方的主張』には『許容度』から有意傾向のある負の影響(β=-.38 ; p<.10)がみられた。
また,許容度が恋人の嫌なところと対処行動の媒介変数になっている可能性を考え,恋人の嫌なところを説明変数,許容度を目的変数として重回帰分析を行ったが有意な差はみられなかった。
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