方法


1.調査対象

 三重県内の大学生と大学院生,またその保護者を対象に質問紙調査を行った。回答に不備があったものを除き,合計 127 名(男性 37 名,女性 86 名,不明 4 名)の有効回答者を分析の対象とした。  

2.調査時期

 2018 年 11 月上旬〜中旬に実施した。  

3.手続き

 質問紙による調査を行った。学生分の質問紙と保護者等の分の質問紙を 2 部封筒に入れて,大学での講義時間終了時に配布し,持ち帰って回答して次週に持参する,という形をとった。そのため一斉配布,一斉回収,及び回答の時間制限も行っていない。また,筆者の友人に直接配布し,回答を求めたものもあるが,同様に回答時間の操作等は行っていない。  

4.質問紙の構成

質問紙は以下の4つのパートによって構成された。

@「SMAP 全体」,およびメンバー5 人それぞれについて,SD 法 20 項目を設定し回答を求めた。5 件法。メンバーについて全く知らない場合はチェックをいれて飛ばすよう指示した。

A「SMAP」に対する魅力について回答を求めた。12 項目,6 件法。

B「SMAP」に対する認知(好感度)について回答を求めた。13 項目,6 件法。

C「SMAP」の活動に対する評価について回答を求めた。8 項目,6 件法。評価できない場合は,「0(ゼロ)」に〇をつけるように指示した。

「ももいろクローバーZ」についても,上記の@〜Cに関してまったく同じ項目,項目数で同様に回答を求めた。

フェイスシートは「集団に関する魅力要因に関する調査」と称し,調査に同意する方のみ,必要事項を記入する形式をとった。氏名は無記名である。学生の回答者にあっては,記入内容は,学部,学年,年齢,性別を尋ねた。保護者等に関しては,年齢,性別のみ回答とした。また,グループメンバー個人についての設問は全く知らない場合のみチェックを入れて回答を飛ばせるように設定した。