9.本研究の目的
角南(2013)は子どもへの対応に関する実践研究が少ない中,教師は日々経験によって対応の仕方を考えるしかなく,しかもその経験を理論的にまとめて共有する機会は少ないと述べている。したがって,子どもに対する指導について具体的に検討していく必要があると考えられる。
本研究では教師は指導が難しい子どもをどう捉えているのか,その教師によって捉え方に違いがあるのか検討することを主な目的とする。また指導が難しい子どもに対する教師の認知と信念・過去の指導経験との関連についても併せて検討する。
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