4. 男女差の検討


  各下位尺度のt検定をTable4に示す。男女差の検討を行うため,各下位尺度においてt検定を行った。各下位尺度のt検定の結果をTable4に示す。 その結果,「母親愛着回避」「他者指向的反応」「想像性」「視点取得」「心理的援助」において有意であった。「母親愛着回避」(t = 4.70, df = 223, p < .001)においては女性より男性の方が有意に高い得点を示していた。「他者指向的反応」(t = −3.02, df=224, p<.01)「想像性」(t = −4.34, df = 224, p < .001)「視点取得」(t = −2.72, df = 224, p < .01)「心理的援助」(t = −3.67, df = 224, p < .001)においては男性より女性の方が有意に高い得点を示していた。

  



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