今後の課題



セッション回数を重ねることで、迷惑認知が変わるのかどうか


本研究では、セッションを2回しか行わなかった。もし、自己 フォーカス状況下で、セッションを重ねることが有効であれば、 今後検討していくべき課題である。





「実験に参加する」という不安や緊張感の影響と自己フォーカスの効果


 改善すべき点は、実験参加という特殊な状況における影響がビ デオカメラで表情を録画するという自己フォーカスの影響を消し てしまうほど大きかった可能性が考えられる。





行為者の視点から迷惑を抑制する働きかけ


 迷惑を抑制することが大きな目標であるが、抑制するには、認 知者からのアプローチだけでなく、行為者の視点から直接的に働 きかける必要性がある。  今回の自己フォーカスは、認知者には絶大な効果がみられたわ けではなかった。しかし、行為者には効果的かもしれない。



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