仮説1について




映像的身振りと視点取得能力より身振りの視点の位置の違いから、

 視点取得能力が高くなれば、主観的視点の身振りが減り、
 客観的視点の身振りが増えるだろう。

 すべり台課題の中で、主観的視点の身振りは、視点取得能力が高い方が低い方より多いという
結果がいくつか出た。
 つまり、視点取得できるほど、身振りの視点が主観的になることが多いということで、仮説とは
一部逆の結果になった。

 一方客観的視点の身振りは、視点取得能力が高い方が低い方より多いという結果がいくつか出た。
 つまり、視点取得できるほど、身振りの視点が客観的になることが多いということで、仮説を
やや支持する結果になりました。

 課題のすべり台は被験児が毎日のように遊んでいるもので、それを説明するよう教示されると、
まず自分や友だちが遊んでいる様子を思い浮かべ、説明の際にその浮かんだ様子をそのまま表現し、
主観的視点の身振りとなって現れたと考えられる。

 また、客観的視点の身振りについては、仮説の通り、視点取得できるほど客観的視点から身振りを
行えるのだろう。
              



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