第1回の分析
 
 『言う』『見る』『聞く』が多く使われており、話し合い場面に注目した記述が多かった。どのような使われ方をしているのか詳しく見ていくと、自分の意見を言うことができているが、相手の方を見て言うことができなかったり、他者の発言は聞いていなかったりする、という内容に使われており、話し合いになっていないことがわかる。また、スタッフが何度も注意しても改善されないという記述もあった。
 『児童』『児童たち』について見ていくと、以前より土曜わくわくクラブの活動に参加している児童(以下、リピーター)と初参加の児童(以下、ビギナー)では様子がだいぶ違っていることがわかった。リピーターは活動を進めていく中で慣れた様子を示しており、ビギナーはその様子を観察し、無言で活動する姿が多かったようだ。スタッフとの関わりをみると、ビギナーはスタッフからの一方向の関わりであったが、リピーターは自分からも積極的にスタッフと関わろうとしており、スタッフとの関わりが魅力的なものだと感じているようであった。
 
 
戻る