『児童』『児童たち』が圧倒的に多く、これまでの活動を通して特定の児童について、どうだった、どうなったと振り返っている記述が多かった。児童の変化に焦点を当てると、具体的には、「おとなしい引っ込み思案なイメージだった児童が活動に対して積極的になった」「主張しすぎると他の児童が乗ってこないことに気づいたようだ」などの変化が記述されていた。このようによい方に変化した部分がある一方で、児童にこうなってほしいというスタッフの思いがいくつも書かれていることから、変化しなかった部分もあることがわかる。特に、人の話を聞いたり人の意見を尊重することについては、自分が主張しだすとそこに気が回らない児童がまだたくさんいるようである。
『言う』については、「自分の意見をしっかりとみんなに発表できるようになった」「1人でもちゃんと言えるようになった」など、みんなに向けて言うことができるようになっていることがわかる。