1.はじめに | |||||||
創造物とは、自己の心像(イメージ)を表現しているだけでなく、その心像を表出する過程において今後、作品がどのような周りの評価を受けるかと想定した上での創造活動の産物であるとも考えられる。そのため評価活動とは切っても切り離せない関係にある。 |
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2. 研究の目的 | |||||||
コンピュータネットワークを用い、掲示板を使った学習実践は、高等教育では多く見られるようになってきた。また、Web上で作品を閲覧・相互評価する先行研究がある。それらは、Web上で作品にリンクを張り、掲示板に書き込ませる相互評価であったり(井上ほか 2004年、山口 2001年)、また、それらを閲覧してコメントと観点別段階評価を組み合わせ、相互評価を行っていたりしている(天野、下村ほか2003)。このようなシステムは、小学生にとっては、必ずしも使いやすいものではない。その理由の一つは、作品の閲覧と評価の入力が同一画面でないことが上げられる。したがって、小学校でマルチメディア作品を掲示して、それを評価と統合させた実践はあまり多くない。 本研究では、以下事柄を目的とする。 @ 小学生を対象として作品の閲覧と観点別相互交流を同じ画面上で行えるデジタル作品評価システムを開発する。 A 開発した作品交流システムを用いて実践し、その効果と有効性について検証する。 |
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