1 記述統計量

 すべての項目において平均点、標準偏差を算出した。その結果、いずれの項目においても天井効果、床効果はみられなかったので、すべての項目を使用することとした。

1.自意識尺度
 自意識尺度の公的自意識項目、私的自意識項目をそれぞれ平均化することで、公的自意識得点、私的自意識得点とし、平均点と標準偏差を算出した(表4)。次に、内部一貫性を検討するため、クロンバックのα係数を算出した。結果は、公的自意識:α=.816、私的自意識:α=.798であったため、信頼性は十分あると判断した。

2.一般他者版ECR-GO
 一般他者版ECR-GOの見捨てられ不安項目、親密性の回避項目をそれぞれ平均化することで、見捨てられ不安得点、親密性の回避得点とし、平均点と標準偏差を算出した(表4)。次に、内部一貫性を検討するため、クロンバックのα係数を算出した。結果は、見捨てられ不安:α=.912、親密性の回避:α=.848であったため、信頼性は十分あると判断した。

3.PIに関する質問項目  PIに関する質問項目の社交性項目、経験への開放性項目、調和性項目、誠実性項目、身体的特徴項目をそれぞれ平均化することで、社交性得点、経験への開放性得点、調和性得点、誠実性得点、身体的特徴得点とし、平均点と標準偏差を算出した(表4)。次に、内部一貫性を検討するため、クロンバックのα係数を算出した。結果は、社交性:α=.854、経験への開放性:α=.752、調和性:α=.845、誠実性:α=.796、身体的特徴:α=.766であったため、信頼性はあると判断した。




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