考察


  本研究の目的は,子どもが認知する両親のコミットメントが,子どもの笑いに対する意識及び社会的スキルを作り笑いとアサーションの2つの側面から捉え,それらに及ぼす影響について検討することを目的とした。

  この目的を踏まえ,本研究で立てられた仮説は以下の2つであった。

仮説1:親の結婚生活コミットメント認知の「存在の全的受容・非代替性」は,笑いに対する意識の「心理社会的効果」,社会的スキルとしての作り笑いのすべての下位因子
          およびアサーションの「アサーティブ」に正の影響。
仮説2:親の結婚生活コミットメント認知の「社会的圧力・無力感」は,笑いに対する意識の「感情制御」およびアサーションの「アグレッシブ」に正の影響。

  



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