方法
4−3.主観的幸福感
伊藤他(2003)によって作成された主観的幸福感尺度を使用した(Table 3)。本尺度は,「満足感」「自信」「達成感」「人生に対する失望感」「至福感」の5つの下位尺度,15項目で構成される。その中で,学生を対象とする場合に不適切とされる,"期待通りの生活 水準や社会的地位を手に入れたと思いますか","将来のことが心配ですか"の2項目と,心理的居場所感と内容が重なると考えられる"自分がまわりの環境と一体化していて,欠かせない一部であるという所属感を感じることがありますか"の 1 項目,合計 3 項目を除いた。本研究では,「満足感」3項目,「自信」3項目,「達成感」2項目,「人生に対する失望感」2項目,「至福感」2項目の合計12項目について,「非常にそう感じる」から「全くそう感じない」の4件法で尋ねた。
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