方法
4−2. 集団での友人関係における心理的居場所感
1パート目と同様に,則定(2007)が作成した,青年版心理的居場所感尺度を使用した(Table 2)。本尺度には,「本来感」「役割感」「被受容感」「安心感」の4つの下位尺度があり,それぞれ,4項目,6項目,6項目,4項目の計20項目で構成されている。使用する項目内容について,「〇〇と一緒にいると」のように使われている「〇〇」の部分を「〇〇のみんな」と変更したものを用いた。
はじめに,複数人(3人以上)で付き合いのある友人集団1集団を想定してもらい,その友人集団の関係を「学部・学科の友人達」,「サークルや部活等の友人達」,「アルバイト先の友人達」,「その他(記述)」から選択させた。その後,想像した友人集団の人数について「3〜5人」,「6〜9人」,「10〜19人」,「20〜29人」,「30人以上」の中から選択させた後,青年版心理的居場所感尺度20項目について「非常にそう思う」から「全くそう思わない」の4件法で尋ねた。
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