3.各下位尺度間の相関
3-1.各尺度内における下位尺度間相関について
Table3より,自己呈示に関わる被服行動の下位尺度『装いにおける流行志向』は,『装いにおける社会儀礼志向』・『装いにおけるブランド志向』・『装いにおけるジェンダー志向』・『装いにおける個性志向』との間に有意な正の相関がみられた(順に,r =.59 ; p<.01 , r = .66 ; p<.01 , r = .31 ; p<.01 , r =.48 ; p<.01)。
『装いにおける社会儀礼志向』は,『装いにおけるブランド志向』・『装いにおけるカジュアル志向』・『装いにおける個性志向』との間に有意な正の相関がみられた(順に,r = .46 ; p<.01 , r = .33 ; p<.01 , r = .30 ; p<.01)。
『被服におけるブランド志向』は,『被服における個性志向』と有意な正の相関がみられた(r = .44 ; p<.01)。また,『被服におけるジェンダー志向』は『被服におけるカジュアル志向』と有意な負の相関がみられた(r = -.19 ; p<.05)。
被服によって呈示したい自己の下位尺度《活発でさわやかな自分》は,《賢くてまじめな自分》・《かわいくて女らしい自分》と有意な正の相関がみられた(順にr = .69 ; p<.01 , r = .30 ; p<.01)。
《賢くてまじめな自分》は《かわいくて女らしい自分》と有意な正の相関がみられた(r = .18 ; p<.05)。
賞賛獲得欲求・拒否回避欲求の下位尺度「賞賛獲得欲求」は「拒否回避欲求」と有意な正の相関がみられた(r = .22 ; p<.01)。
自己意識の下位尺度「公的自己意識」は「私的自己意識」と有意な正の相関がみられた(r = .53 ; p<.01)。
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