2.恋人あり群,交際経験あり群の各下位尺度間相関について
2-1.各尺度内における下位尺度間相関について
Table13に示したように,恋人の好きなところの下位尺度である『優しくて安定している』と『人付き合いがいい』『相性がいい』との間に有意な正の相関がみられた(r=.44,r=.32 ; p<.01)。また,『人付き合いがいい』と『相性がいい』『外見がいい』『お金持ち』との間に有意な正の相関がみられた(順にr=.30,r=.25,r=.35 ; p<.01)。また,『外見がいい』と『お金持ち』の間に有意な正の相関がみられた(r=.28 ; p<.01)。
恋人の嫌なところの下位尺度である『節度がない』と『細かい』『相手にされない』『時間管理ができない』の間に有意な正の相関がみられた(順にr=.67,r=.65,r=.64 ; p<.01)。また,『細かい』と『相手にされない』『時間管理ができない』の間に有意な正の相関がみられた(順にr=.66,r=.50 ; p<.01)。また,『相手にされない』と『時間管理ができない』の間に正の相関がみられた(r=.28 ; p<.01)。
対処行動の下位尺度である『話し合い』と『回避』の間に有意な負の相関(r=-.28 ; p<.01),『話し合い』と『電話』の間に有意な正の相関がみられた(r=.61 ; p<.01)。また,『同調』と『回避』の間に有意な正の相関がみられた(r=.26 ; p<.05)。また,『一方的主張』と『電話』の間に有意な正の相関がみられた(r=.22 ; p<.05)。
2-2.恋人の好きなところと恋人の嫌なところとの関連について
恋人の好きなところの下位尺度である『優しくて安定している』と恋人の嫌なところの下位尺度である『節度がない』『細かい』『相手にされない』の間に有意な負の相関がみられた(順にr=-.24 ; p<.05,r=-.28 ; p<.01,r=-.25 ; p<.05)。
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