予備調査


5.調査結果

 好きなところとして計260件,嫌いなところとして計125件,それらの対処行動として計121件の回答を得た。出された意見をKJ法で分類,整理した。KJ法による分類作業には大学生4名があたった。

男女ともに好きなところは大きく分けると,「行動」「性格」「外見」の3つに分けることができ,嫌なところは「行動」「性格」の2つに分けることができた。女子の予備調査で出てきた主な意見をTable1,Table2に,男子の予備調査で出てきた主な意見をTable3,Table4にまとめた。また,嫌なところの対処行動は以下の5つに分けられた。自分ががまんする型,受容型,話し合い型,注意・説教型,気にしない型。立脇(2005)は和田(2000)の恋愛崩壊時の対処行動尺度を用い,「話し合い」「同調」「一方的主張」「回避」の4因子を見出している。今回の結果と照らし合わせて考えると,話し合い型は「話し合い」に,注意・説教型は「一方的主張」に,受容型は「同調」に自分ががまんする型や気にしない型は「回避」に当てはまることが考えられ,先行研究と同じような意見が出てきた形となった。









  



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