6. クラスタ分析による検討
6−2.過去のとらえ方タイプによる幸せへの動機づけの違い
クラスタ分析によって得られた3群を独立変数,HEMA尺度の各下位尺度得点を従属変数とした一元配置分散分析を行った。その結果,群間の得点に有意差は見られなかった。
6−3.過去のとらえ方タイプによる社会人基礎力の違い
クラスタ分析によって得られた3群を独立変数,社会人基礎力尺度の各下位尺度得点を従属変数とした一元配置分散分析を行った。その結果,「主体性」「課題発見力」において群間の得点差に有意傾向が見られた(F(2,122)=2.98,2.70; ps<.1)ため,TukeyHSD法による多重比較を行った(Table 10)。「主体性」では,過去軽視群,統合群の得点がとらわれ群よりも有意に高かった。「課題発見力」では,統合群の得点がとらわれ群よりも有意に高かった。
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