7.最も利用頻度の高いSNSとSNS疲れの高低による、
主観的幸福感の二要因分散分析


 主観的幸福感を従属変数に,最も利用頻度の高いSNS(TwitterかInstagramか)と受動的・能動的SNSストレスイベント尺度の各下位尺度の高低における二要因分散分析を行った(Table 10)。
 注目獲得欲求では,利用頻度の高いSNSとSNS疲れにおいての交互作用について有意差はみられなかった(F(1,93)=.064,n.s.)。次いで利用頻度の高いSNSとSNS疲れの主効果の検定を行ったところSNS疲れの主効果がみられた(F(1,93)=4.23, p<.01)。他者との比較では,利用頻度の高いSNSとSNS疲れにおいての交互作用について有意差はみられなかった(F(1,93)=.017,n.s.)。次いで利用頻度の高いSNSとSNS疲れの主効果の検定を行ったところSNS疲れの主効果がみられた(F(1,92)=2.01, p<.05)。本音の抑制では,利用頻度の高いSNSとSNS疲れにおいての交互作用について有意差はみられなかった(F(1,93)=.137,n.s.)。次いで利用頻度の高いSNSとSNS疲れの主効果の検定を行ったところ主効果はみられなかった。繋がり欲求では,利用頻度の高いSNSとSNS疲れにおいての交互作用について有意差はみられなかった(F(1,93)=.229,n.s.)。次いで利用頻度の高いSNSとSNS疲れの主効果の検定を行ったところ主効果はみられなかった。
 ネガティブ感情では,利用頻度の高いSNSよSNS疲れにおいての交互作用について有意差がみられた(F(1,93)=2.39)。次いで利用頻度の高いSNSとSNS疲れの主効果の検定を行ったところ主効果はみられなかった。



  



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