【方法】

4.質問紙の構成

 
 

 4-6.心理的well-being  

 個人の心理的well-beingを測定するために,中村(2008)が作成した西田(2000)の日本語版心理的Well-being尺度を使用した。西田(2000)は,心理的Well-beingの下位尺度を以下の6つに分類している。⑴人格的成長:発達と可能性の連続上にいて,新しい経験に向けて開かれている感覚。⑵人生における目的:人生における目的と方向性の感覚。⑶自律性:自己を決定し,独立,内的に行動を調整できるという感覚。⑷環境制御力:複雑な周囲の環境を統制できる有能さの感覚。⑸自己受容:自己に対する積極的な感覚。⑹積極的な他者関係:暖かく,信頼できる他者関係を築いているという感覚。中村(2008)は西田(2000)の全43項目のうち26項目を使用しており,本研究でも同様に26項目で測定した。5件法(「全く当てはまらない」~「非常に当てはまる」)によって,回答を求めた。  



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