【結果】
5.自己知覚について
5-2.自己知覚と日常生活におけるフローパーソナリティ尺度の相関
フローパーソナリティ尺度と自己知覚におけるPearsonの積率相関係数を算出した。算出方法は,土曜日と日曜日の21時に測定した自己知覚の平均値をもとに,Pearsonの積率相関係数を出した。自己知覚は「敵意あるー友情ある」「創造的―鈍い」等の20組の形容詞からなるチェックリストについて回答を求めたため,各変数間の相関を求めた。結果は,プラス傾向と,マイナス傾向のどちらに相関を示しているかでまとめた(Table11を参照)。
Table11よりK経験の質よりも,S経験の質の方がより多くプラス傾向と相関を示していた。また,S経験の質は,「友情ある」「機敏な」「高揚した」「積極的」「創造的」「意味のある」「社交的」といった同じ項目に相関があることが示された。
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