【結果】
6.心理的well-beingについて
6-2.心理的well-being尺度と活動経験の比率およびフロー率の関連について
事後質問紙の心理的well-beingとESM調査から算出した活動経験の比率(K比)の関係性を調べるために,Pearsonの積率相関係数を算出した。その結果,環境制御力とK比の間に負の相関が見られた(r=-.346, p<.05)。これより,社交的活動を多く行う人ほど環境制御力が高いことが示された。(Table15参照)。
次に,心理的well-beingとESM調査から算出したフロー率の関係性を明らかにするために,Pearsonの積率相関係数を算出した。その結果,心理的well-beingのいずれの項目においても相関が見られなかった。これより,フローの多さと心理的well-beingには関係があるとは言えなかった。
←back/next→