【結果】

 6.心理的well-beingについて

 

 6-5.心理的well-beingと実際の活動経験の質の関連について  

 実際の活動経験の質と心理的well-being尺度の関係性を調べるために,尺度間におけるPearsonの積率相関係数を算出した(Table18参照)。その結果,積極的な他者関係と満足度の間に有意な正の相関,無我の程度との間に有意な負の相関が見られた(r=.203, p<.05; r=-.212, p<.05)。また,自律性と能力レベル,集中度との間に(r=.266, p<.01; r=.221, p<.05),環境制御力と能力レベル,コントロール感の間に有意な正の相関(r=.265, p<.01; r=.240, p<.05)が見られた。一方で,人格的成長,人生における目的,自己受容には有意な相関が見られなかった。

 

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