【結果】

 9.活動状態と活動での経験の質の関連につい

 

 9-7.活動状態と他者無意識の程度との関連について  

 最後に,他者無意識の程度においても同様に4つの活動状態を要因に一要因分散分析を行ったところ,4つの活動状態で有意な差が見られた(F(3, 685)=11.420, p< .001)。そこでTukeyのHSD法による多重比較を行った。その結果,フロー,不安,アパシー,退屈の順で他者無意識の程度が高くなった。そして,アパシーと不安,フローの間,退屈と不安,フローの間に有意な差が見られた(Table52参照)。これより, アパシーは不安とフロー状態に比べて他者無意識の程度が高く,退屈は不安とフロー状態よりも他者無意識の程度が高いことが示された。

 

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