6.本研究の目的


コロナ禍において10~20代の若者や大学生はメディアで報道されているような感染拡大防止の意識が低い若者や学生ばかりでなく,学校からの通達やSNS等を駆使して,情報を獲得し,新型コロナウイルス感染拡大防止に努めている者もいることが推測される。現在の若者の中には不要不急と言われるような外出をするグループと,感染や対人関係などの影響を受けて外出に対して何かしら抵抗があるため,外出を控えているグループの2つに分けることができると考える。

本研究は,2つのグループ間にどのような違いがあるのかを明らかにするため,新型コロナウイルス対策実施度合いや,不安に思う程度を測定し,頻繁に外出を行っている人と,そうでない人の外出時に感じる罪悪感の違い,文化的自己観及び同調志向に着目し検討する。 検討するにあたり「相互独立的自己観」「相互独立的自己観」「コロナ意識」「コロナ不安」「同調志向」「罪悪感」「外出回数」を用いて罪悪感・外出行動モデル図を作成した(Figure1)。







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