総合考察

3.コミュニケーション構造とグループの人数規模による満足度の差

研究 1、研究 2 からフォーマルグループとインフォーマルグループのどちらにおいても人数規模が小さいほうが満足度が高くなることが明らかになった。

これは、人数規模が大きくなるほど LINE の通知が多くなってしまうことや、会話が進むスピードが速くて話についていけなくなること、既読スルーや未読スルーをされやすくなることが要因として考えられる。

これらを考慮すると、人数規模が大きい場合には、comcon 型よりも wheel 型の構造で、必要なことだけを連絡するような利用の仕方をすると通知が多くなったり話についていけなくなったりすることなく、そもそも一部のメンバー以外の発言がないので既読スルーや未読スルーが起こっても不満が出にくいのではないだろうか。