8.本研究の目的
本研究では,孤独感の持ち方について調べる.従来の研究では,孤独感の高さや質により携帯メールやインターネットへの依存度に与える影響を調べるものが多くみられ,携帯メールやインターネットの利用が孤独感の質に与える影響を調べたものは少ない.近年では,ほとんどの人がスマートフォンを持つようになり,常にインターネットに繋がれるため,日常生活でインターネットを利用する時間が増えた.そして,SNSの発達により,一人でいるときも他者と交流できるようになり,孤独感や独立意識に与える影響が大きくなっていると考えられる.また,多種多様な機能を持つSNSが生まれ,利用動機によって使い方やSNSへの依存度が異なることが予想される.本研究では,孤独感の持ち方と独立意識の高さの関連やSNSの利用動機,依存の仕方が孤独感の持ち方と独立意識に与える影響を明らかにすることを目的とする.
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