5.本研究の目的
以上から,本研究では以下のように仮説を立てる。
仮説1:山岡(1993)によるユニークネス欲求は,「ユニークネス主張傾向」と「類似性回避傾向」の2指標で考え,4群に分けることができる。
仮説2:「個別性主張型」の方が「こだわり型」よりも個人志向性PNは高いが,社会志向性PN は低い。
仮説3:「個別性主張型」は,「こだわり型」と比較すると他者受容は低い。
このように,本研究では山岡(1993)によるユニークネス尺度の類型化を試み,ユニークネス欲求の高さと自己受容・他者受容との関連や,類型間で自己受容・他者受容の差異が見られるかを検討することを目的とする。
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