発話と身振りの関係



 発話内容の品詞によって、ともなって表出された身振りに差はあるのかを見たところ、
名詞・動詞・修飾語にともなった身振りが、接続詞や擬音語・擬態語にともなった身振り
よりも多い課題がいくつかあった。

 名詞、動詞、修飾語は、言語だけで話し手が自分の頭にイメージしていることを聞き手
に伝えることは難しい。そのため、それを補うために身体の動きで発話内容の意味している
ものを表していると考えることができる。

 それに対して、接続詞は、それだけで意味していることを理解することができ、また、
接続詞を身体の動きで表すことはとても困難なことであろう。そのため、このような結果が
出たのであろう。  

              



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