仮説4について
発話と身振りの相補関係より
視点取得能力が高くなれば、発話と分離不可能な身振りが減り、
発話と分離可能な身振りが増えるだろう。
すべり台課題や車課題の中に、視点取得能力が高い方が、発話と分離可能
な身振りが多いという結果が多く出た。これは、仮説を支持する結果になった。
しかし分離不可能な身振りも、視点取得能力が高い方が多いという結果がいくつか
出て、仮説と逆の結果になった。
分離可能な身振りの結果から、視点取得ができるほど、身振りは発話を補うという
大人の身振りの役割がでてくるようになることがわかり、
一方分離不可能な身振りも多かったので、幼児期の身振りは子どもの身振りから
大人の身振りへの変化の過渡期であることが明らかになった。
仮説3の検討へ。
発話と身振りの関係へ。
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