方法


1.面接協力者
 三重県内の、SCが配置されている中学校をランダムに4校選び出し、それぞれの養護教諭とSC計8名を対象にインタビュー調査を行った。


    Table.1 面接協力者の概要
  学校名 氏名 年齢  職業     職務年数 現勤務校年数 共勤務年数
 a校  A  20代  養護教諭     5年    1年     1年
 a校  B  20代  SC         1年    1年     1年
 b校  C  50代  養護教諭     32年    4年     1年
 b校  D  40代  SC         1年    1年     1年
 c校  E  50代  養護教諭     28年    5年     3年
 c校  F  30代  SC         3年    3年     3年
 d校  G  30代  養護教諭     16年    4年     1年
 d校  H  40代  SC         1年    1年     1年



2.調査時期
 2004年12月に実施。それぞれの学校により調査日は異なる。


3.手続き
 SC配置校に直接連絡を取り、協力していただける養護教諭、SCをつのったところ、4校8名から承諾を得た。


4.面接方法 
 調査は、半構造面接を行った。事前に郵送等の手段を使って本研究の概要等を載せた依頼書を学校に送付したうえで、面接協力者の都合や希望にあわせた時間帯に、面接協力者の所属する学校の保健室や相談室で、プライバシーが守られるよう十分に配慮して行われた。面接時間は平均で45分程度であった。
 手順としては、インタビューの前に、本研究の意図やこれから行う質問項目を載せた説明書を面接協力者に渡し、目を通してもらった。
 説明書に載せた質問は、学校内での情報 交換の様子、子どもへの対応に関するもので、学校での実際の様子や養護教諭、SCの考えを明らかにするための@学校内での情報交換について、ASCを含めた学校の体制、教員の連携について、BSCに対する考えについて、という3項目に基づいたものにし、また、養護教諭とSCで、多少変化を加えた。インタビューの際、話がそれないように、提示した質問項目に沿って進めるという形を崩さない一方で、面接協力者の実際の活動をつかみやすいように、随時聞き加えたほうが良いと判断されたことについては臨機応変に追質問していくことを心がけた。
 また、インタビュー内容は、事前に面接協力者の了解を得た上でテープに録音した。



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