従属変数を価値ある関係を失うことへの恐れとした、私的自己意識Low・High群×場面×性別の3要因の分散分析を行った。場面の主効果(F(2,304)=458.921,p<.01)のみ有意であり、下位検定の結果、各場面間に有意差が見られ、拒否の程度が強い場面ほど価値ある関係を失うことへの恐れが高くなっていた。
従属変数を自尊心喪失の恐れとした、私的自己意識Low・High群×場面×性別の3要因の分散分析を行った。場面の主効果(F(2,304)=345.566,p<.01)のみ有意であり、下位検定の結果、各場面間に有意差が見られ、拒否の程度が強い場面ほど自尊心喪失の恐れが高くなっていた。
従属変数を怒りとした、私的自己意識Low・High群×場面×性別の3要因の分散分析を行った。場面の主効果(F(2,304)=535.697,p<.01)のみ有意であり、下位検定の結果、各場面間に有意差が見られ、拒否の程度が強い場面ほど怒りが強かった。
従属変数を不安とした、私的自己意識Low・High群×場面×性別の3要因の分散分析を行った。場面の主効果(F(2,304)=617.668,p<.01)と性別の主効果(F(1,152)=6.272,p<.05)が有意であり、下位検定の結果、各場面間に有意差が見られ、拒否の程度が強い場面ほど不安が強く、そして、女性の方が不安が強かった。
従属変数を嫉妬とした、私的自己意識Low・High群×場面×性別の3要因の分散分析を行った。場面の主効果(F(2,304)=710.647,p<.01)のみ有意であり、下位検定の結果、各場面間に有意差が見られ、拒否の程度が強い場面ほど嫉妬が強かった。