2.制服着装行動意識尺度
制服着装行動意識尺度の因子分析
制服着装行動意識19項目に対して重みなしの最小二乗法(プロマックス回転)による因子分析を行った。
因子負荷量が.30に満たなかった項目、他の因子にも高い負荷を示していた項目を除き、再度4因子を仮定して因子分析を行った。
回転後の最終的な因子パターンをTable 6に示す。
第1因子は「11先生に注意されても構わないので自分が着たいように着る」、「6校則を守るより友人や流行の着方に合わせる」など7項目において負荷量が高く、
校則違反に対して肯定的な項目であることから「校則違反」と命名した。
第2因子は「14他校の生徒の目が気になる」、「9友人の目が気になる」など4項目において負荷量が高く、高校生の目を気にする項目であることから「生徒意識」と命名した。
第3因子は、「12通学や下校時は校内にいる時とは違う着方をする」など3項目において負荷量が高く、着装スタイルを変化させる項目であることから「非一貫性」と命名した。
第4因子は「17流行は気にせず、自分らしい着方を工夫する」、「18外観より快適さを重視する」の2項目において負荷量が高く、「着心地」と命名した。
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