T)インタビュー結果A


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【インタビュー結果A】

 自己理解と友人認識の関連をわかりやすくするため、自己評価・友人評価にもっとも関係する質問項目(それぞれ1つ目の項目)の回答を得点化した。肯定的な回答は3点、どちらでもない・どちらも同じという回答は2点、否定的な回答は1点、その他は0点とした。

 その結果、自己理解が肯定的であると友人認識も肯定的であるということ、自己理解が否定的であると友人認識も否定的であるということが示された。また、知的障害のある対象児は自己理解・友人認識ともに否定的である一方で、広汎性発達障害のある対象児ではそのような傾向はみられず、自己・友人評価ともに肯定的であるのが2名、否定的な傾向であるのが1名であった。

Table3:自己・友人評価回答の点数化の結果
注)自己理解質問1・友人認識質問1を得点化した
肯定的:3 どちらでもない・どちらも同じ:2 否定的:1 その他:0

A
B
C
D
E
F
自己
2
3
3
1
1
0
友人
1
3
3
1
1
0
Figure1:自己・友人評価回答の点数化グラフ
Table4:自己理解・友人認識の分布(単位は人)
注)自己理解は自己理解質問1、友人認識質問は質問1で判断する


自己理解



肯定
肯定以外
友人認識
肯定
2
0
2

肯定以外
0
4
4