7. 各下位尺度における“キャラ”の切り替えの有無による差


 各下位尺度における“キャラ”の切り替えの有無による差を検討するためにt検定を行った。“キャラ”の切り替えの有無別の平均値と標準偏差およびt値をTable8に示す。 ここでは,質問紙調査の異なる2つの友人グループでの“キャラ”の想起において,それぞれ異なる“キャラ”を挙げた者を「キャラ切り替え有群」,同じ“キャラ”を挙げた者を「キャラ切り替え無群」とした。

 まず,変化動機の下位尺度「自然・無意識」にキャラ切り替えの有無による差による有意な差が認められ,キャラ切り替え有群の方が,キャラ切り替え無群よりも得点が高かった。キャラに対する考え方と友人関係については有意な差はみられなかった。また,Table5と同様に,男女ともに友人関係満足度と変化動機の「自然・無意識」の得点が高くなっていることがわかる。



  



back/next