6. グループの関係性による1要因分散分析
回答者が所属しているグループのなかでの関係性によって,「キャラに対する考え方」と「友人関係満足度」および「友人関係」の得点が異なるかどうかを検討するため,キャラに対する考え方,友人関係満足度,友人関係を従属変数として,1要因分散分析を行った。
所属グループとは,質問紙調査での“キャラ”の想起において,想起した所属する友人グループの関係性のことを示す。大学時代の友人関係の場合は,「大学」,大学以前の小学校・中学校・高校の友人関係の場合は「小中高」,それ以外(特に,部活やバイトなど)の場合は「その他」に分類した。
その結果をTable7に示す。
その結果,友人関係満足度において,有意な群間差がみられた。TukeyのHSD法による多重比較を行ったところ,「大学」と「小中高」との間に有意な差がみられた。(F(2,264)=8.44 ; p<.01)
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