6.個人心理的居場所感と集団心理的居場所感それぞれの重回帰分析
多重共線性の問題により,個人と集団を独立変数としてまとめての分析はできない。そこで,個人心理的居場所感と集団心理的居場所感の下位尺度を独立変数に,主観的幸福感とその下位尺度を従属変数にして,それぞれで重回帰分析を行った。個人心理的居場所感の結果がFigure 2である。個人本来感が満足感に,個人役割感が主観的幸福感・自信・達成感に,個人安心感が主観的幸福感・満足感に5%水準の有意な正の影響を与えていた。集団心理的居場所感の結果がFigure 3である。集団本来感が満足感に,集団被受容感が自信に5%水準の有意な正の影響を与えていた。
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