4.恋人,交際経験の有無による恋人の好きなところ,嫌なところ,許容度,対処行動の違いについて
恋人あり群,交際経験あり群,交際経験あり群を独立変数,嫌なところの項目を従属変数として一要因分散分析を行った(Table20)。
その結果,「常識がない」「放置される」「素直じゃない」「軽い」「時間にルーズ」「センスがない」「重い」「なよなよしている」「プライドが高い」「ネガティブ思考」「すぐに怒る」「神経質」「相手の異性関係」「タバコを吸う」「お金にルーズ」「空気がよめない」「自己主張が強い」「ギャンブル好き」「ナルシスト」「束縛する」の20項目で有意な群間差が示された。TukeyのHSD法による多重比較を行ったところ,「常識がない」「放置される」「時間にルーズ」「センスがない」「重い」「お金にルーズ」「空気がよめない」「ギャンブル好き」「束縛する」においては,交際経験なし群と交際経験あり群,恋人あり群の間に有意な群間差がみられ,(順にF(2,133)= 41.07,6.71,5.68,5.42,10.59,32.27,36.22,49.48,12.58 ; p<.01),「素直じゃない」では,交際経験なし群と恋人あり群の間に有意な群間差がみられた(F(2,133)= 6.78 ; p<.01)。「軽い」「なよなよしている」「すぐに怒る」「タバコを吸う」「自己主張が強い」「ナルシスト」では,交際経験なし群と交際経験あり群,恋人あり群,そして交際経験あり群と恋人あり群の間有意な群間差がみられ,(順にF(2,133)=25.79,14.30,26.24,50.12,23.31,32.03 ; p<.01),「プライドが高い」「ネガティブ思考」「神経質」「相手の異性関係」では,交際経験なし群,交際経験あり群と恋人あり群の間に有意な群間差がみられた(順にF(2,133)=15.40,5.92,23.94,13.27 ; p<.01)。また,「頑固」で交際経験なし群と恋人あり群の間に有意傾向のある群間差がみられた(F(2,133)=2.85 ; p<.10)。
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