4.恋人,交際経験の有無による恋人の好きなところ,嫌なところ,許容度,対処行動の違いについて


恋人あり群と交際経験あり群で対処行動に差があるか検討するために対処行動尺度の各項目についてt検定を行った。結果をTable18に示す。

 その結果,「二人で解決策を見つけようとする」「自分の意見を言わない」「納得のゆくまで互いに話し合う」の3項目が有意であった。「二人で解決策を見つけようとする」「納得のゆくまで互いに話し合う」では恋人あり群が順に平均4.10,4.00,交際経験あり群が順に平均3.45,3.47となり交際経験あり群よりも恋人あり群の方が高い得点を示した。(順にt= 3.29 ; p<.01,t= 2.49 ; p<.05),「自分の意見を言わない」では恋人あり群が平均2.15,交際経験あり群が平均2.65となり恋人あり群よりも交際経験あり群の方が高い得点を示した。(t=-2.35 ; p<.05)



  



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