15.群分けを含めたドリームマップ授業前後での比較検討
15-6.学年別ドリームマップ授業前後での活動志向理由の大分類による検討
ドリームマップ授業の効果が、志向した活動に対する理由によって影響がないかを調べる為に、各下位尺度において、「授業前後(2:授業前・授業後:被験者内)×将来の夢の大分類(4:感情・活動・客観視・変化・変化可視・達成・共有:被験者間)」の混合モデルの2要因分散分析を行った。なお、5年生について、【共有】の群は、分類された数が少なかった為、分析を行わなかった。
5年生の結果をTable 14に示す。授業前後において、能力の社会的位置づけ(F=7.20,p<.01)、楽観性(F=4.99,p<.05)に主効果が見られた。活動志向理由について、授業に対する自我関与(F=7.20,p<.01)に主効果が見られた。なお、どの下位尺度に対しても、有意な交互作用は見られなかった。
6年生の結果をTable 15に示す。社会基準肯定的自己評価感情(F=4.33,p<.01)において有意な交互作用が見られた。単純主効果の検定を行ったところ、【感想】において授業後に、共有において授業後に対し有意差が見られた。(p<.01)。
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