15.群分けを含めたドリームマップ授業前後での比較検討


 15-2.活動分類によるドリームマップ授業前後での検討

 ドリームマップ授業中に行われた活動の中で、活動に対する個人の価値づけの影響がないかを検討する為に、各下位尺度において、「授業前後(2:授業前・授業後:被験者内)×活動の価値づけ分類(6:活動1・活動2・活動3・活動4・活動5・活動6:被験者間)」の混合モデルの2要因分散分析を行った(Table 7)。その結果、授業前から授業後において、行動の積極性(F=18.39,p<.01)、能力の社会的位置づけ(F=15.61,p<.01)、楽観性(F=19.98,p<.01)、個人基準肯定的自己評価感情(F=16.84,p<.01)、社会基準肯定的自己評価感情(F=5.22,p<.05)、自律的学習行動(F=10.39,p<.01)、積極的関与行動(F=18.01,p<.01)に有意な主効果が見られ、活動において、授業に対する自我関与(F=3.17,p<.05)に有意な主効果が見られた。なお、どの下位尺度においても、有意な交互作用は見られなかった。




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