15.群分けを含めたドリームマップ授業前後での比較検討


 15-4.学年別ドリームマップ授業前後での将来の夢の大分類による検討

  学年別によって、ドリームマップ授業の効果が、将来の夢によって影響がないかを調べる為に、各下位尺度において、「授業前後(2:授業前・授業後:被験者内)×将来の夢の大分類(4:他者評価・他者影響・自己・不明瞭:被験者間)」の混合モデルの2要因分散分析を行った。なお、【その他】の群は、分類された数が少なかった為、分析を行わなかった。5年生の結果をTable 10に示す。授業前から授業後において、能力の社会的位置づけ(F=5.01,p<.05)にのみ主効果が見られた。なお、どの下位尺度に対しても、有意な交互作用は見られなかった。

 6年生の結果をTable 11に示す。個人基準否定的自己評価感情(F=2.98,p<.05)に有意な交互作用が見られた。交互作用が見られたものについて単純主効果の検定を行ったところ、【他者評価】において、授業前から授業後において有意差が見られた。(p<.05)。






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