2. キャリア教育ドリームマップ授業
2-2. キャリア教育の実践
キャリア教育は学校現場において様々な実践が行われている。大阪府教育委員会(2011)は「大阪府キャリア教育プログラム」で活動例をいくつか挙げている。小学2年生には身近な駅の見学学習、6年生には委員会活動の引継ぎなどをキャリア教育実践例として紹介している。広島県教育委員会(2012)も「キャリア教育実践の手引き」で活動例をいくつか挙げており、6年生には世界の主食の米作り、中学2年生には職場体験をキャリア教育として紹介している。このように、キャリア教育として挙げられるものの種類は多岐に渡る。
また、経済産業省では一般企業などの学校以外でのキャリア教育の実践を「キャリア教育アワード」として表彰し、キャリア教育の発展に力を入れている。キャリア教育は、教育の充実と経済的に今後の日本を担う人材の育成の両面から、力を入れる必要があるだろう。
このような数多くの実践例が挙げられる中、将来の夢を直接的に扱ったキャリア教育の実践として、「キャリア教育ドリームマップ授業」が挙げられる。(以下、ドリームマップ授業と呼ぶ。)
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