2. 各下位尺度間相関
各下位尺度において相関係数を算出した(Table5)。
2-1. 各尺度内での各下位尺度間相関
過去のとらえ方尺度の下位尺度間では,「連続的なとらえ」では,「わりきり態度」以外の下位尺度との間に有意な相関が見られ,「否定的態度」「否定的認識」との間には有意な負の相関(順にr=-.344, r=-.383),「受容的態度」との間には有意な正の相関(r=.440)が見られた。「否定的態度」では,他の4つの下位尺度との間に有意な相関が見られ,「連続的なとらえ」「受容的態度」「わりきり態度」との間に有意な負の相関(順にr=-.344, r=-.270, r=-.210),「否定的認識」との間に有意な正の相関(r=.709)が見られた。「受容的態度」では,「わりきり態度」以外の下位尺度との間に有意な相関が見られ,「連続的なとらえ」との間に有意な正の相関(r=.440),「否定的態度」「否定的認識」との間に有意な負の相関(順にr=-.270, r=-.307)が見られた。「わりきり態度」では,「否定的態度」「否定的認識」との間に有意な負の相関が見られた(順にr=-.210, r=-.203)。「否定的認識」では,他の4つの下位尺度との間に有意な相関が見られ,「連続的なとらえ」「受容的態度」「わりきり態度」との間に有意な負の相関(順にr=-.383, r=-.307, r=-.203),「否定的態度」との間に有意な正の相関(r=.709)が見られた。
HEMA尺度間では,「くつろぎ追求」では,「喜び追求」との間に有意な正の相関が見られた(r=.221)。
社会人基礎力尺度間では,全ての下位尺度間において有意な正の相関が見られた(ps<.01)。
←back/next→